古代のものは動物性!?いろいろな素材の海外の避妊具

避妊具は、はるかむかしから世界各地に存在していました。しかし現在のようなゴムやポリウレタン製のコンドームが開発されたのは比較的近年のことです。それ以前は、さまざまな動物性の素材を用いてつくられていました。

さらに古代エジプトでは、つけるとかえって害になりそうなものまで避妊具として使用されていたようです。また、エジプトだけでなくギリシャなどにもユニークな避妊法がありました。知ればきっと目を丸くしてしまうでしょう。

古代のコンドームはブタやヤギの内臓でできていた!?

科学が発展していない時代の避妊具や避妊法には、迷信めいたものや呪術めいたものが多く、効果がないものも少なくありませんでした。ですが、なかにはある程度は妊娠の確立を低くする、優れたものもあったようです。

例としては、現代でも性交時に使われているコンドームが挙げられます。コンドームの歴史は長く、最古の記録は紀元前3000年頃のエジプト王朝にあるそうです。ただ、当時はゴムなどの素材でつくられたものではありませんでした。

ではなにで出来ていたかと言えば、ブタやヤギなどの家畜の内臓だったそうです。主に用いられたのは盲腸や膀胱といった部位で、性交時に男性器に装着して使いました。なかには魚の浮き袋でできたものもあったそうです。

避妊も完璧!性交においても抜け目がなかったクレオパトラ

ですが上記はあくまで男性の避妊法であり、女性のものではありません。女の人の避妊法は今とはかなり違い、おどろくようなものも多いです。例えば紀元前のエンジプオでは、ワニの糞に蜂蜜を混ぜたものを膣に入れていました。

かの有名なクレオパトラも、性交前に精油やオリーブオイル、鉛などをもとに作った薬を子宮に塗りこんでいたそうです。上記の薬はギリシャで発明されたもので、実際に精子の運動を抑え込み受精しにくくする効果がありました。

動物の内臓からつくられたコンドームも、さまざまな植物性のオイルを調合してつくった避妊薬も、現在に通じるものがあります。事実、現在のコンドームの原型になったと言われているものは、牛の腸膜から作られたものだそうです。

謎につつまれた由来!コンドームは実在しない架空の医者の名前だった?

ちなみにコンドームという名称は、原型となるものを作った医師の名前ですが、実際にいたという証拠はいまだありません。よって名前の正確な由来はわかっておらず、一説ではもっと前に開発されたものとも考えられています。

現在のようなゴム製のコンドームができたのは1800年代半ば頃と言われており、ゴムの精製技術が確立されてからです。日本でも江戸時代のころにはすでに存在していたのですが、一般に普及しているとは言い難い状況でした。

おかげで多くの人々は正しい使い方を知らず、一度使ったものを再利用する人もいたそうです。再び使う時は裏返して装着していたという話もあり、日本がいかにセーフセックスについて無頓着な文化だったかがうかがえます。