風俗業界の大きなターニングポイント、デリヘルの誕生

デリヘルの誕生は日本の風俗業界にとって大きなターニングポイントとなりました。風俗嬢をデリバリーすることで何が変わったのか、お客やお店・嬢に与えるメリットとはどのようなものなのか、じっくりと見ていきましょう。

お客が足を運ぶのが普通だった

元来日本の性風俗ではお客が足を運ぶのが当たり前でした。江戸時代の吉原遊びはもちろんのこと、現代のファッションヘルスも店舗まで自ら通わなくていけません。むしろそうやってわざわざ出向くことが粋な行為であり、遊んでいるんだという意識を男の中に持たせることができたのです。 しかし近年、風俗業界ではデリバリーヘルスというこれまでと違うシステムが生まれました。その名の通り、配達されるヘルスであり、女の子がお客の指定した場所までデリバリーされてそこでプレイをするというサービスです。デリヘルの登場により風俗業界は一変し、今では業界の主流業態という位置づけになっています。

デリヘルはいつごろできたのか?

果たしてデリヘルはいつごろどのようにして発生したのでしょうか?デリバリータイプの風俗店はホテヘルなど特定の地域のみのものであれば、すでに1990年代ごろにはあったと考えられています。ほとんどは違法で、公衆電話などにチラシを貼り付けて広告していたようです。ハッキリとデリヘルとして世の中に出たのは1998年、改正風適法以降になります。この時期に風俗情報誌のマンゾクを発行する会社が発案し、関連会社によって商標出願登録したのだそうです。これを境に、以降は女性をお客の元に派遣してプレイをさせるサービスをデリヘルという名で呼ぶようになったのです。

24時間365日性を謳歌できる

デリバリーヘルスの特徴はなんといってもその営業時間にあります。店舗型風俗は深夜営業を行うことが法的に禁じられています。しかしデリヘルの場合は深夜24時以降も営業することが認められていて、女の子さえいればそれこそ24時間365日、休みなく運営することができるのです。
これはお客にとってはとても大きなメリットとなります。飲み過ぎて終電を逃し、ホテルに泊まったはいいもののちょっと寂しい…そんな時に、たとえ何時であろうとも女の子を呼び出すことがデリヘルならば可能です。
お客だけでなく、店舗や風俗嬢たちにもメリットがあります。プレイルームを用意する必要がないため、出店の初期費用をかなり抑えることができます。また家賃も事務所だけで済みますので、従来の店舗型に比べれば10分の1くらいにすることができるのです。従業員の数も電話対応できればいいだけなので少なくてOKであり、人件費もだいぶ抑えることができるんですね。
働きたいという女性たちも、24時間いつでも出勤できるという気軽さがあります。昼間なら主婦たちが、夕方から夜にかけては社会人や学生が、深夜から早朝はフリーターたちが…というようにそれぞれの働きやすい時間帯を狙って出勤することができるのです。私生活に無理なく働くことができるので、風俗嬢たちの側からもデリヘルはメリットが大きいものなんです。

デリヘルは現代の風俗業界における異端児であり革命児です。今後どのように発展し、そしてこれを足がかりに新たなサービスが生まれるのかどうか…注目したいところですね。