古代人の「処女のふり」グッズ

初体験の記憶は、男性にとっても女性にとっても、一生涯記憶に残るものです。少し前までは、処女で結婚する女性が大勢いましたが、今ではかなり少なくなったと言われます。それでも、男性にとっては、「処女」との性交は今でも名誉なことではないでしょうか?

歴史的にも「処女」は良い意味でも悪い意味でも特別扱いされることが多かったようです。ある時代には、処女は「不吉」とされ、婚姻前に僧侶や父親が破っておくという風習があった国もあります。逆に、とても重要視され、売買の対象となっていた国もあります。

わが国でも、処女が大切にされた一昔前には、「ひと夏の経験」で処女を失った女性が、結婚前に処女膜を再生する手術を受けることも時々ありました。歴史的にも、処女性を重要視する国では、処女のふりをするための手法が開発されました。

古代ローマの処女再生法

古代ローマでは結婚相手の「処女」を重視する風潮があり、見分ける方法がありました。「真実の口」と呼ばれる神像があり、非処女が口に手を入れると像の口が閉じて食いちぎると言われていたそうです。本当に閉じたとは考えられませんが、少なくとも、女性に対して「処女を守る」という意識付けにはなったでしょう。

そうした風潮の中で、処女ではない女性がバージンのふりをするために、魚の膀胱にハトの血液をつめて、それを膣内で破裂させるという方法が開発されました。シーツに血痕が残り「処女の証」と見せかけられます。産婆や修道士が、手ほどきをしていたそうです。

さまざまな処女偽装方法

16世紀には、初夜の前日に膣内にヒルを入れて血を吸わせるという方法が考案されています。かなり荒っぽい方法ですが、ヴァギナの中に血豆ができて、夫がペニスを挿入すると破裂して出血し、処女と思わせることができたということです。

どんぐりやバラを煎じた液体を膣内に噴射する、という手法もあります。薬の作用で膣が引き締まり、処女のように窮屈になるそうです。ただし、効きすぎると膣が開かなくなってしまう危険な方法でした。

男性の童貞はあまり大切にされませんが、女性のバージンはしばしば大切にされてきました。そのために、苦肉の策として、「処女のふり」をするための珍奇な手法が編み出されました。実際にどの程度、「騙せた」のかはわかりませんが、時には効果があったのでしょう。そこまでして処女を大切にする倫理観は、現代人が取り戻すべきものかもしれません。