古代インドには性愛に関する指南書が山ほどあった!

インドはエジプトや中国と並ぶほど古い歴史をもつ国であり、性に関する知識もとても豊富です。そして同国には性について記された経典が計3冊もあり、古代の人々の生活を知るうえで重要な価値をもつ研究資料とされています。

3冊の書物は「インド3大性典」とも呼ばれており、インド人がセックスに関する正しい知識を得るために欠かせないものでした。書物はどれもとても詳しく性について書かれており、性交の重要性について学ぶことができます。

インドは性の指南書がいっぱい!?現代人も満足できる充実の内容!

インドにははるかむかしから、性の指南書が存在しており、一番古いものは4世紀から5世紀のあいだに作られたと言われています。当時の生活を知る資料としてだけでなく、世界最古の経典としての価値もあるものです。
性の指南書は正確には「性愛論書(カーマ・シャーストラ)」と言い、『カーマ・スートラ』『ラティラハスヤ』『アナンガ・ランガ』の三つがよく知られています。どの経典にも、性知識がかなりこと細かに書かれているそうです。
まず、三冊のなかでもっとも古い経典である『カーマ・スートラ』は性交法や恋の駆け引きについて書かれています。前戯や接吻についてはもちろん、88の体位やオーラルセックス、さらには女性を誘惑する方法まであるそうです。

性愛と上手くつき合うことが、人生をよりよいものにする!

他に強精剤や媚薬ついて、結婚のための技術なども記されています。『カーマ・スートラ』の面白いところは、明らかに女性に向けて書かれた記述がみられることです。遊女についても言及され、あるべき姿が明確に書かれています。
性交法の部分ばかりが面白おかしく取りあげられる『カーマ・スートラ』ですが、実際は性愛に対するあらゆることを取り上げた総合的な指南書です。そして目的は法、利、愛という欲求を満たし、理想の人生をおくることでした。

つまり、性交して快感を得るためのものではなく、幸せになるために性的な事柄とどうつき合っていけばいいかを記した書と言えるでしょう。実際に読んでみると、体位よりも女性の在り方などに関する記述の方が面白味があります。

日本語訳も出ている!興味があれば読んでみよう

インド3大性典として知られる他2つの経典『ラティラハスヤ』や『アナンガ・ランガ』も性交法や女性の性的傾向をタイプ別にして解説しているそうです。どの経典も女性を尊重して性交し、喜ばせることを重要視しています。
書かれた国の宗教的、社会的背景を考えると信じられないと思うかもしれません。しかし経典の目的が「よりよい人生を送る」ことという点を踏まえれば、無理強いするよりも合意のもと性愛を育むほうがいいと考えるのは自然です。

『カーマ・スートラ』は日本語訳されたものも出ていますし、興味があれば読んでみるといいでしょう。もしかすると、現代の恋愛でも活用できる性のテクニックや恋愛における駆け引きのこつなどを発見できるかもしれません。