野外でのセックスを指さない!?青姦の本来の意味とは?

セックスにはさまざまな体位やシチュエーションがあり、カップルによって趣味趣向が異なります。SMプレイやカーセックス、緊縛プレイなどありとあらゆる方法があり、性交の興奮と快感を高めるのに一役買っています。

なかでも青姦は、男性の気持ちをおおいに昂らせる性交方法です。外でまじわるという原始的なセックス方法ですから、当然呼び名もむかしからあると思うかもしれません。ですが本来「青姦」は別のことを意味していました。

実はまったく性交は関係ない!?「姦」はもともと「邯」だった?

現代において「青姦」という言葉は野外でセックスすることを意味するものとされています。ですから当然「青」は青空のこと、「姦」は姦通などを意味するところから来ているのではないか、と普通は考えるはずです。

しかし実は「姦」の字はもともと別の漢字があてられていたらしく、まったく違うことを指す言葉でした。本来使われていたのは「邯」という字で、中国故事にある『邯鄲の枕』という話に由来する意味で用いられています。

上記の話は、とある若者が都に上京したときの物語です。少しの田畑を持つだけの自分に不満をもっていた彼は、都で仙人に枕をもらいます。そして夢で体験した人生を通して欲望にとらわれなくなり、再び故郷に帰るという結末です。

「青邯」以外にも説がある!実ははっきりしない語源

「青邯」とは上記の逸話から生まれた言葉なので、本来は「青空の下で昼寝をすること」を意味していました。つまり性交とはまったく関係のない言葉であり、現在の野外プレイを示すものに変化する理由も見当たりません。

「青邯」が「青姦」に変じた理由はまったくわかっていないそうです。また「邯」が変化した、というのはあくまで説のひとつであり、他の考えもあります。別の説では、「青」は「青空」ではなく「青天井」を意味しているそうです。

青天井、つまりは屋根がない、もっと言えば家がないということを冗談めかして言った言葉であり、終戦後などの家がない時代を表すものでした。そして家がないところで「姦」、肉体関係を結ぶことを「青姦」と言うようになりました。

時代とともに変化する言葉、流行語もそのうち性の隠語になるかも?

どちらも信憑性のある話です。ただ、もし前述の故事が語源だった場合、当時の人がみたらおどろくでしょう。昼寝を意味する言葉が性行を指すようになるとは、誰も思わなかったはずです。

ですが、特に「青姦」のエピソードは珍しいものではありません。性に関する言葉は、むかしの偉大な詩人や侯爵の名前が語源となったものもありますし、神話の登場人物や物語に端を発するものも少なくありません。

ですから、もしかすると現代で普通に使っている言葉が、未来には性の用語になっている可能性もあります。数十年後に、自分たちの時代は平然と用いられていた流行語が性交の隠語となっていたら、かなり面白いかもしれません。