ルーズベルト大統領の妻はレズビアン

ホモセクシャルはかなりオープンになってきています。テレビにもゲイの男性がタレントとして数多く出演するようになっていますし、ゲイ・バーの店もたくさんあります。しかしレズビアンの方は、まだまだ日陰の存在で、カミングアウトする人は、多くはありません。

レズビアンの性行為は、挿入を除けば男性とのものとほぼ同じで、乳房の愛撫と接吻、性器の愛撫やクリトリスの愛撫が主です。「シックス・ナイン」をフランス語にした「ソワサント・ヌフ」や、人工ペニスを使った「挿入」をすることもあります。男性同士に比べて美しいイメージがありますが、芸能人や著名人などの中には「公言」する人はほとんどいません。

大統領の妻のレズ

フランクリン・ルーズベルト大統領の妻エレノアは、女性ジャーナリストのロレーナ・ヒコックと愛人関係にあったと言われています。エレノアはセオドア・ルーズベルト大統領の姪で、フランクリンとは遠縁です。良家の子女で何不自由なく育ちました。フランクリンとの結婚生活は順調で、5男1女の6人の子どもを産み育てています。

もともとレズビアンだったのか、夫の不倫などに悩まされたあげくの気の迷いや復讐だったのかはわかりませんが、ロレーナとは熱烈な関係でした。夫の大統領就任式にしていた指輪はロレーナからのプレゼントで、式の間中もずっと彼女を思い続けていたと言われます。彼女にあてた手紙には「一日中あなたのことを想い、胸に抱きしめたくてうずうずしています。指輪がせめてもの慰めで、これを見つめるたびに、愛されていることを思い出します」と書かれています。

日本にもレズビアン小説は鎌倉時代にありました

レズビアンのことを「サッフォー」「サフィズム」とも言いますが、紀元前7世紀ころに古代ギリシアのレスボス島に暮らしていた、サッポーという女性詩人の名前が語源です。また、島の名前「レスボス」が「レズ」の語源です。サッフォーは夫と死別したのち、相続した財産を活用して若い女性だけの塾を作り、娘の一人を愛人にしました。

これがレズの最古の記録というわけではなく、古代スパルタ人の間でも女性同士の恋愛は一般的で、ローマ時代の著述家プルタコスは「淑女同士の間にも、愛は尊重される」と記しています。古代中国でもレズビアンの記録はあり、中世のアラビアでは、ハーレムの女性たちの同性愛が記録されています。日本でも、13世紀に書かれた作者不明の物語「わが身にたどる姫君」が、最古のレズビアン小説として登場しています。女性たちが「いとあらまほしき御仲」(とても素晴らしい関係)を実現する物語です。

レズビアンは古代からあり、フランクリン・ルーズベルト大統領の妻など著名人にもいます。日本では、鎌倉時代に、レズ小説が登場しています。