生命力と精液を溜めること

現代においてオナニーは、健康な男性としての役割を担うために必要なものとして認められています。簡単に言うならば、オナニーをすることによって発散できるということです。さらに、オナニーは男女の性交のトレーニングとしての役割もあるようです。しかし、古代においてオナニーは忌むべきものとも言われていたのです。

精液は命のみなもと?

紀元前300年頃、中国である書物が書かれています。その名も「養生方」 これは健康に関することが書かれた書物なのですが、その中の一部が有名な「房中術」でもあるのです。これは、セックスの指南書ととらえられていますが、実は健康に関する書物なのです。「接して漏らさず」とは射精をしないことにより「精」を無駄にせず体にめぐらせることなのです。それによって健康が保たれると信じられていました。

また、ヨガの理論の元とも言われている「生命の泉」にはなんと「精液の節約について」という章が設けられているのです。つまり、オナニーなどで射精をたくさんすると生命力が失われる。なるべく禁欲することが長寿の秘訣とも言われているのです。

日本にも「腎虚」という言葉があります。これは、男性の射精回数には限度があり、それに達すると死んでしまう、というなんとも恐ろしい俗説でした。しかし、女遊びがはげしい男性を指して「あの人は腎虚になってきていて最近精気がない」と言われたりしていました。道徳的な観点からもそのように結びつけられたのかもしれませんね。

世界保健機構の結論

しかし現代になり、オナニーが健康に悪いという説は一新されました。WHOは性欲をため込むことが性犯罪の引き金となるという報告を提出し、むやみに我慢させることは精神衛生上よくないとなりました。今では、自慰は自然な行為であり、度をすぎなければ有害ではないということが通説となっています。

オナニー功罪について

さきほど少し述べましたが、オナニーはセックスの予行演習としての意味合いもあります。オナニーをしないで成人となった男性は、射精のタイミングがつかめないばかりか、勃起することに恐怖を覚えるケースもあるそうです。ですから、性器を刺激することにより勃起する、勃起した状態でさらに刺激を続けると精液が上がってきて、最後には勢いよく射精される、という一連の動作によって、実際のセックスもこなせるようになるらしいのです。

しかし、オナニーには弊害もあります。それは、強く握りしめて性器を刺激しすぎると、その刺激に慣れていまい、遅漏となってしまうことです。もともと、膣内の刺激は握力よりもソフトな刺激なのです。ですから、膣内にインサートしても刺激が弱くて射精しないという事態が起こるのです。

勃起不全の場合には・・・

余談ですが、勃起不全の場合には、一人で悩まずに専門クリニックを受診しましょう。医師の診断、処方のもとでバイアグラなどED治療薬を服用するのです。きっと満足のいく効果が得られるはずです。医師の処方のもとでない薬の入手は良くありません。症状に合わせて服用する必要があること、そもそも薬の品質に保証がありません。必ず専門クリニックを受診して処方してもらいましょう。

オナニーだけでなく、セックスを楽しむためにも恥ずかしがらずに対応することが大切ですよ。