英国王のかつらは女性の陰毛製

世界三大美女の一人楊貴妃は、陰毛がヒザまで伸びていたという伝説もあります。陰毛は寿命が短いためそれほど長くなることはありえませんので、一種の性的宣伝として作られた話でしょう。古代ギリシアや古代ローマでは、陰毛は醜いものと考えられ、遊女は剃り落すのがたしなみとされていました。薄い着物をきていたため、恥毛が透けるのを嫌ったのかもしれません。西洋では近世に至るまで美人は陰毛を抜くのが普通で、中世絵画の裸婦に陰毛がないのはそのためです。

陰毛は神聖なもの、神秘的なものとして珍重されることもあり、かつての日本では、出兵する兵士が、妻や恋人の陰毛をお守りとして戦地に持参する風習もありました。ばくち打ちなどが、大きな賭けにでるときに、愛人の陰毛をお守りにしていたという話もあります。

英雄たちの陰毛にまつわる伝説も数々あります。

全身の毛をそって、男女構わずセックスをしたシーザー

好色で有名だったジュリアス・シーザー(カエサル)は、全身の毛をくまなく剃っていたと言われます。もちろん陰毛もです。人妻を誘惑するのが好きで、家臣の妻を寝取ることが趣味だったため、「シーザーを見たら妻を隠せ」と言われていたそうです。古代ローマは好色な皇帝が多く、家臣の妻を道具のようにもて遊ぶことはしばしばありました。彼女達を自分の作った娼館で娼婦として働かせた皇帝もいます。

一方で、シーザーは少年時代には稚児として男たちにもてあそばれた経験があり、男色も好んだバイセクシャルでした。全身の毛を剃ったうえで、体中に香油を塗ってピカピカに磨き上げ、男性との性行為を楽しんだそうです。

英国王がかぶった陰毛のカツラは愛人10人分

中性のイギリス紳士はカツラをかぶるのが常でしたが、17世紀~19世紀のイギリスでは女性の陰毛でつくったカツラが流行しました。17世紀の英国王のチャールズ2世は、ポルトガルの王女を妻に迎えますが、結婚前から数多くの愛人をもっていて、認知した庶子だけでも14人もいました。侯爵夫人だったイザベルとはダブル不倫、

それで流行にのって、10人以上いた愛人たちの陰毛を集めて作ったカツラを常にかぶっていたそうです。ひとりの女性の陰毛だけではとてもカツラは作れませんが、10人もいたなら、作ることができたのかも知れません。

陰毛はさまざまな形で、セクシャルな取り扱いをされてきました。剃ることがセクシーであったり、神聖なものとして扱われたり。カツラにまで使われ大切にされれば、女性にとっては本望かも知れません。